ある年の夏の深夜。某所のハプバーに私はいた。

私はなぜかコスプレをして、パンツ一丁の男たちに囲まれ鳴り響くミュージック風の曲を聞きながらひたすら煙草を吸い続けて、酒をがぶ飲みしていた。

なぜか」ではない。男たちのパンツ一丁な姿以外は全て自分の責任なんです。

後にも先にもこの経験は二度と味わえない

そもそもハプバーって何?という方は、

あんまりググったり周りの人に聞いたりせず、

縁のない場所だな

と思いながら読み飛ばすことを勧める

ここに縁がない人の方が圧倒的多数であろう。

私にとっても縁のない場所のはずだったが、

ひょんなことから縁ができ、遊びに行くことにしたのだ。

ひょんなこと」では説明が足りないかもしれない。

ことの発端は、私の友人(なかなかのメンヘラ)が

ハプバーで働き始めて

私みたいな人でも働きやすいし、死にたい死にたい言ったり突然奇声を発したりしてもなんとなく許されるからすごくいいところだよ!一回遊びに来て!

と言われたことであった。

それで、友人がシフトに入っている日を教えてもらって遊びに行くことにした、という経緯だ。

私も

社会で浮いてる人間でも過ごしやすい場所なのかな?それなら一回行ってみようかな」と考え

とりあえず行ってみることにした。

事前情報として

「大人の遊び場である」「いろんな人がいる」ことを

なんとなく知っていたので、人見知りの私にとってはあまりにもハードルが高すぎた。

それでも私は絶対何もしない、

友達が働いてるから遊びに行くだけ、

好奇心、人生経験、人生経験……

と己を納得させ、剤をちょっと飲んで落ち着いてからバーに入った。

身分証明書を出して入店する。

女性の店員さんから、店内のルールや設備についての説明を受け始める。

すると、どこからか女性の声が聞こえる。

人間よりは動物に近い方の声がする。

マジでこういう感じなのか……。

私は、目の前の店員さんの話を聞くことに集中した。

店員さんにも女性の声は聞こえていたようで、

私たちはできるだけ核心を避けながら

「ああ、やっぱりああいう感じの方もいらっしゃるんですね」

「そうですね」

などと話した。

店内に入ってからは、あっという間の出来事で現状を把握するのが大変でした。

長くなったので続きはまた別に書きます。